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学振に落ちた修士2年生のこれから

この記事は学振DC1に落ちた修士2年生の残りの4ヶ月で決断しなければいけない悩みについてを書きます

 

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学振DC1落ちた

 

申請時の主著業績は,特許1件,和文論文誌1本,国際学会(IEEE系)フルペーパー2件・その他国際学会ポスター発表等発表4件,国内学会発表4件,研究系受賞3件という程度.

スコアは

不採択A

評定要素平均点
①申請書から推量される研究者としての能力、将来性3.60
②研究実績4.40
③研究計画3.20
④総合評価3.60

総合評価Tスコア3.355

ということでゴミカスだった.①と③がダメだった.

 

 

どうする?まずは現状を整理する

採択されるつもりでいたので,「どーしよ...」という気持ちではあったが,幸いなことに/残念なことに以下のようなアドバンテージとディスアドバンテージ(?)があった.

 

アドバンテージ

  • 学振申請には一週間だけ通知が間に合わなかったが,通算2件目の論文誌(和文)が採択されており,博士後期課程の修了要件の1つを既に満たしている.
  • 学振申請には3日だけ通知が間に合わなかったが,IPA未踏事業に採択されたため,順調に行くと来年1年分(D1)の生活費は賄えそう(お金残るかな...).

    www.ipa.go.jp

  • 内定を持っている
  • 学振申請時から現在までに主著業績が少しだけ増えた(論文誌(和文)1件,受賞2件,未踏事業採択)
  • 博士後期入試は受かってる

 

ディスアドバンテージ(?)

  • 少なくとも来季(D1)の研究予算が無い
  • 就職しないと奨学金を借りる(既に650万借りてる),あるいはアルバイトをする必要がある
  • 就職すると博士後期課程の修了要件の1つである輪講の単位を取ることが非常に困難になる(少なくともD1前期分は)
  • 研究職志望だが,内定先では開発職採用.
  • 今年だから内定が出たという可能性が高い(売り手市場).n年後は分からない.

 

選択肢は?

  1. 就職せず,Dに進学し,未踏の貯金を使って生活を賄い,博士後期課程の短縮修了を狙う.
  2. 就職して,Dに進学し,博士後期過程の短縮修了を狙う.
  3. 就職して,進学しない.普通の社会人になる.
  4. 就職せず,進学しない.ヒモになる.

 

さて,なにをしようかな

  • 未踏事業を完遂する.
  • 研究予算を確保するために異能vationやACT-iに向けて研究テーマを再整理・探索する.
  • 英文Journal(IEEE系)を2つsubmitする.
  • 決断?する

 

 

来年DC1を出す人へ

業績をたくさん積んで,就活をして内定を取って,お金の工面をしましょう.

DC1通すために業績が必要だし,落ちた時のために内定が必要だし,どの選択をするとしてもお金が必要です(学費なり引っ越しなり)

 

 

人生って難しい,けど面白い