学振に落ちた修士2年生のこれから
この記事は学振DC1に落ちた修士2年生の残りの4ヶ月で決断しなければいけない悩みについてを書きます
自分についてはTwitterのプロフィールを参照してください.
学振DC1落ちた
DC1落ちたので,4月からDC1の約2倍の給料の会社で働きます.よろしくお願いします.
— ぐーぺん (@gu_pen) 2017年10月16日
申請時の主著業績は,特許1件,和文論文誌1本,国際学会(IEEE系)フルペーパー2件・その他国際学会ポスター発表等発表4件,国内学会発表4件,研究系受賞3件という程度.
スコアは
不採択A
評定要素平均点
①申請書から推量される研究者としての能力、将来性3.60
②研究実績4.40
③研究計画3.20
④総合評価3.60
総合評価Tスコア3.355
ということでゴミカスだった.①と③がダメだった.
どうする?まずは現状を整理する
採択されるつもりでいたので,「どーしよ...」という気持ちではあったが,幸いなことに/残念なことに以下のようなアドバンテージとディスアドバンテージ(?)があった.
アドバンテージ
- 学振申請には一週間だけ通知が間に合わなかったが,通算2件目の論文誌(和文)が採択されており,博士後期課程の修了要件の1つを既に満たしている.
- 学振申請には3日だけ通知が間に合わなかったが,IPA未踏事業に採択されたため,順調に行くと来年1年分(D1)の生活費は賄えそう(お金残るかな...).
- 内定を持っている
- 学振申請時から現在までに主著業績が少しだけ増えた(論文誌(和文)1件,受賞2件,未踏事業採択)
- 博士後期入試は受かってる
ディスアドバンテージ(?)
- 少なくとも来季(D1)の研究予算が無い
- 就職しないと奨学金を借りる(既に650万借りてる),あるいはアルバイトをする必要がある
- 就職すると博士後期課程の修了要件の1つである輪講の単位を取ることが非常に困難になる(少なくともD1前期分は)
- 研究職志望だが,内定先では開発職採用.
- 今年だから内定が出たという可能性が高い(売り手市場).n年後は分からない.
選択肢は?
- 就職せず,Dに進学し,未踏の貯金を使って生活を賄い,博士後期課程の短縮修了を狙う.
- 就職して,Dに進学し,博士後期過程の短縮修了を狙う.
- 就職して,進学しない.普通の社会人になる.
- 就職せず,進学しない.ヒモになる.
さて,なにをしようかな
- 未踏事業を完遂する.
- 研究予算を確保するために異能vationやACT-iに向けて研究テーマを再整理・探索する.
- 英文Journal(IEEE系)を2つsubmitする.
- 決断?する
来年DC1を出す人へ
業績をたくさん積んで,就活をして内定を取って,お金の工面をしましょう.
DC1通すために業績が必要だし,落ちた時のために内定が必要だし,どの選択をするとしてもお金が必要です(学費なり引っ越しなり)
人生って難しい,けど面白い